ゲー募録 2023年5月分

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目次

最低限の文章で済ませたい方には「」の項目のみ、たっぷり読みたい方には「」の項目も追加で読んで頂ければ幸いです。

それらを読んでもなお飽き足らないのであれば、末尾が空欄の項目も是非読んで下さい。

1.ゲー募ランキング ベスト19 ★

僕の今月分のゲー募の成果を、ゲームごとの金額とコメントを添えて、金額が高い順に公開しています。

2.結果を振り返って ☆

上記を元に、ゲームジャンルごとのタイトル数と金額の合計・平均をまとめています。

3.最後に

本ページについての、あとがきです。

 

1/3 ゲー募ランキング ベスト19 ★

「ゲー募」って何ぞや?という方は、まず「1円から出来る、ゲームで募金」をご覧ください。

本ページでは、今月分のゲー募の成果をまとめています。ランキング数と実際のゲーム数が異なる場合もあるので悪しからず。

ただ、都合により前月までに紹介済みのゲームは一部を除き、コメントや画像を省かせて頂いています。

他の月のゲー募録を知りたい方は、こちらへ御越し下さい。

 

1位:グラディウスIII 伝説から神話へ 152円 (前月1位、累計2426円)

なぜ2B編だけ、あんなに再生されたのか本サイトの七不思議の一つに加えても良いと思います。残りの六つは僕も知りません。

ところで9面以降のオプションハンターを考えなくて良いなら、もの凄く楽になるんですよね。旧サイト時代は、そうしていました。

 

2位:コラムス 55円 (前月4位、累計585円)

以前は立体視の恩恵が分からなかったですが、オフにして見比べると、いかに立体視で宝石が綺麗に見えるかが分かりました。

オフ、と言うか元のドット絵ではザラザラした感じに見えた奥行きやグラデーションが、オンで自然すぎて逆に気付きませんでした。

少なくともNew3DSLLの十字キーとの相性も良く、コラムスの決定版だったと思います。セガ3D復刻3を買った人はラッキーですよ。

 

3位:ダライアスII 42円 (前月圏外、累計102円)

祝・3画面版ダラII発売決定。エムツーには申し訳ないですがハムスター社の担当と、まあ妥当な流れでしょう。[ソース元1] [同2]

ただインタビューを読む限り、かつてニンジャウォーリアーズを復刻したゴッチテクノロジーに触れられていないんですよね。

さすがにノウハウ共有くらいは、されていると思いますが…。まあゴッチを頼るまでもない程に成長した、とも考えられますかね。

ところで遂に念願のダライアスコレ特装版を17,700円で買えました。DARIUS ODYSSEY -COZMIC ARCHIVES-で元が取れました。

これ以降の特装版と比べても英訳がなく実質2倍弱以上の大ボリュームで、唯一プレミア化したのも納得の読み応えです。

ダラIIだけでも野菜のボスを出せ(同39P)、縦シューにしろ(同40P)と言われた、キラーヒジアは仙波隆綱の考案だ(同42P)とか。

同40〜42Pのロケテ結果や2画面版と3画面版が出た理由などからは、どう当時のゲーセンに売り込むか苦慮した節が伺えます。

 

4位:ライトブリンガー 21円 (前月9位、累計23円)

古川典裕によるオーケストラを意識した数多の名曲も魅力的です。当時ゲーセンで、まともに聴けたかは知りませんが。

そのルーツが伺える、幼少期から高校卒業までのエピソードや趣味が、デンゲキタイトーステーション2の26〜27Pにあります。

古川氏はオルガン演奏やアニメ、特にサンライズ系のサントラ視聴が好きで、それが90年代にPCM音源での作曲で開花します。

アラビアンマジックで初めて念願のオーケストラに挑戦するも、初めて故に腕が追い付かなかった反省を残す挑戦となりました。

その後グリッドシーカー等いくつかのタイトルで作曲の腕を磨き、「うるさ過ぎて逆に集中できる」ゲーセン内で譜面づくりに励み…。

かくして満を持してライトブリンガーで、恐らく自身も納得のオーケストラを実現したのです。打ち込み系としては最高クラスでしょう。

ちなみにユーミンに関しては1991年に魔女宅やベスト版、そしてライブWINGS OF LIGHTのLD版で大ファンとなるのです。

 

5位タイ(1/2):レイフォース 10円 (前月6位、累計299円)

 

5位タイ(2/2):BATSUGUN 10円 (NEW !)

東亜プランからケイブへの変遷を象徴する縦シュー。サターントリビュートではゲームの巻き戻し機能など便利機能が多数。

画面の初期設定が多分、元のセガサターン版と同じ縦が短い物である点には驚きです。横幅を広く映すのは良いのですがね。

メニューのGame Settings→Screen ModeからArcade(Screen Rotate)に変えれば、今の復刻で一般的な画面モードとなります。

Boostedとか言って露骨に意識したと思しきM2STGにない強みは、任意でのスロー化や巻き戻し、ステージセレクト辺りですかね。

その他はM2ガジェットのそれより簡素で、ケツイ等と同じ感覚で操作できる機能もなく、M2STGとタメを張れるとは言い難いです。

サターン版だけの独自性も音楽くらいで、なぜエムツーを差し置いて張り合ってまで出したのかなぁ、と言うのが正直な感想です。

まあ仮にEXAレーベルと時期を合わせて出すのが至上命題だったなら、エムツーでは話にならなかったのでしょうね。[ソース元1]

 

7位タイ(1/2):大旋風 9円 (前月12位、累計154円)

個人的には東亜プランの縦シューの大半は平気で敵が背後から体当たりを、かます点が、どうにも受け入れられません。

それを思うと大旋風みたく、背後から敵が出ても体当たりとならないゲームは有難いです。仙波隆綱の意見を聞いてみたいです。

 

7位タイ(2/2):メタルブラック 9円 (NEW !)

ダライアスII、ガンフロンティア(ゲーム)と並び語り継がれる仙波シューティング。より磨きが掛かったオーパーツ的な演出は必見。

演出は最高ゲームは平凡、と揶揄されるカラクリは恐らく、自機の狭い攻撃範囲と敵の数が釣り合っていない点だと思います。

それでも、ある程度は連射装置やビームで押せる余地がある分、個人的にガンフロンティアよりかは楽しめました。

そしてオープニングから1面ボス迄だけでも神がかった演出に酔えます。意味ないと分かってもビーム干渉したくなります。

ところで真偽不明の当初は2画面の予定だった説ですが、2画面だったのは大元の企画「ダライアス3」の様です。[ソース元1]

ダライアス3からメタルブラックに生まれ変わり、それは最初から汎用筐体むけに作られた、と見るのが正解かも。[ソース元1]

つまり2画面だった説はダライアス3から考えればYES、メタルブラックから考えればNOと、どちらとも取れる事になるのでしょうか。

 

9位:パックマン99 7円 (前月圏外、累計779円)

 

10位:R-GEAR 5円 (前月12位、累計6円)

プライムデーに付いてきた物で使える機体はサンダーレーザー搭載のみです。その注意書きは未記載なんですよね。[ソース元1]

RAY RAY CDの動画ではレイフォースと同じレーザーの機体も出た様ですが。機体セレクト絡みのプログラムは未完成だったか?

何にせよ音楽がTAMAYO直々の新曲で、NEO-PENETRATIONも選べる様にアップデートされたのとは対極的です。[ソース元1]

まあ、そういうとこだぞタイトーのケチ。あと仕方ないですがサンダーレーザーは後のレイストームの方が雷鳴が鳴って爽快です。

 

11位タイ(1/4):グリッドシーカー 4円 (前月2位、累計195円)

ボム(STG)を貯めた時の音が、ライトブリンガー(ゲーム)の回復アイテム取得音として使い回されていて、ちょっとニヤリとします。

片や第二次湾岸戦争のミリタリーやSF、片や剣と魔法のファンタジーと、全く別ジャンルでも違和感のないクオリティは流石です。

曲名のうち3面のD-lagoonは唯一、渡部恭久が名付けられた故センスが違う、とデンゲキタイトーステーション2の27Pにあります。

1,4面のGRID SEEKERと共にアトラクトデモで使われたのも納得の逸話です。個人的にもノリノリでキャッチーで好きな曲です。

「細江慎治さんが担当したファンタジーシューティングの2作目」などを目標に作った「熱さ」は、未だ健在なのです。[ソース元1]

 

11位タイ(2/4):クレオパトラフォーチュン 4円 (前月3位、累計47円)

曲は古代エジプトを意識した、と語られる事もありますが、少なくともSHININ' QUEENは必ずしも、そうとは言い切れません。

確かに当初は意識する予定でしたが、最終的には諦めて好きなように作った、とデンゲキタイトーステーション2の29Pにあります。

とは言え完全に捨てた訳でなく、発音が近いアラビア語の「ハッズ」「クレオバートラ」のサンプリングでエジプト要素を出しました。

ただGoogle翻訳でアラビア語の発音を聴くと、「キリウバルタラ」の方が近い様な。エジプト語はリストにないですね。[ソース元1]

そもそもクレオバートラと、いわゆるクレオパトラとで、また発音が微妙に違う訳ですが、どっちが正確なのやら。[ソース元1]

あるいはカタカナでも、それっぽく聞こえる様にクレオバートラと発音させたのであれば合点が行きます。ソース元が消えて残念。

ちなみに発音の主は堀内理美子で、意図的に音質を下げ怪しさを出しています。最後のはラとレの部分を繋ぎ合わせたのかも。

 

11位タイ(3/4):ガンフロンティア 4円 (NEW !)

先発の同名漫画と無関係の、仙波隆綱の代名詞的な縦シュー。出撃シーンを筆頭に元アニメーターのセンスが冴え渡る。

仙波氏やファンの皆様には申し訳ないですが当時のゲーセンで、これとゲーム雷電が置いてあったら、まあ雷電を遊ぶよなぁ、と。

後のメタルブラックと比べても、自機の狭い攻撃範囲と敵の数が釣り合っておらず、とにかく難しくて遊んでいて辛かったです。

高難易度化を防ぐ為、リアリティや演出の為に敢えて自機の強さを制限した、とデンゲキタイトーステーション1の142Pにあります。

恐らく東亜プランを反面教師としたでしょうが、そちらも元々は酔っ払いでも楽しめる事がコンセプトだった、と同138Pにあります。

それにしてもデンゲキのインタビューは、仙波氏としても納得いく形となったそうで他人事ながら、ホッとしています。[ソース元1]

…かと思いきやガレッガの質問には苦言を呈されていました。レイフォースの質問なら何と答えたでしょうか?[ソース元1] [同2]

 

11位タイ(4/4):リングフィットアドベンチャー 4円 (前月9位、累計130円)

リングフィットにネタバレ自粛する様なストーリーないだろ、と思っていましたが、ありましたね。詳しくは自分で遊んで確かめよう!

 

15位タイ(1/4):コラムスII 3円 (前月12位、累計20円)

そう言えば無限コラムスは、少なくともゲーム中ではレベル99までしかカウントしてくれない点も、モチベーションに響きましたね。

 

15位タイ(2/4):タツジン 3円 (前月圏外、累計35円)

15位タイ(3/4):フィットボクシング2 3円 (前月9位、累計31円)

15位タイ(4/4):飛翔鮫 3円 (前月圏外、累計61円)

19位:鮫!鮫!鮫! 2円 (前月圏外、累計43円)

 

2/3 結果を振り返って ☆

本項では、上記を元に、ゲームジャンルごとのタイトル数と金額の合計・平均を表にまとめ、グラフ化しています。

ジャンル名 タイトル数 合計 平均
アクション 2  28  14 
シューティング 12  253  21.08 
パズル 3  62  20.67 
フィットネス 2  7  3.5 
合計 19  350  18.42 ↓

 

 

この月、遂に念願のIMO-CENへ行きました。いやあ至福の一時でしたね。遊んでいる時に、ちょっぴり涙が出そうになりました。

喧騒のない音響空間でアーケードゲームを遊べる店を開きたい。そう僕が10年以上、思い描いた夢に限りなく近い店ですからね。

ただ僕が言うのも何ですが、どんな方が利用されるか分からない面もあります。特に「ゲーセン」が好きな方は歓迎するのか?と。

頼まない限り喧騒がなく時間制で1プレイの緊張感もなく、予約制でイベントを除けば赤の他人との交流もないですし。[ソース元1]

にも関わらず好評な辺り、一口にゲーセン好きと言っても、その内訳は全く異なるのかも知れませんね。[ソース元1] [同2]

ともあれアーケード界隈のパラダイムシフトです。突然の個人的な相談事にも真摯に応じて下さり心より感謝します。また来ます。

これまでの合算は24,667円です。これで、スケッチブックとクレヨン(8色)71セット分の資金を寄付したことになります。

参考リンク:ユニセフってなあに?:子どもと先生の広場:日本ユニセフ協会

↓ゲーセン246回分のお金で、子供たちの将来を豊かにする(「写真素材 足成」より引用)。
 

 

3/3 最後に

当初ライトブリンガー(ゲーム)は1文だけと、あまり乗り気ではありませんでしたが、途中で筆が乗り後から今の形となりました。

タイトーの楽曲をタダでフルで公式で聴けるのかと思いきや、どうも公式でない感じなので、それ絡みの文章を消しました。

また、この月にゲーセンネタか、と思われるかも知れませんがIMO-CENを語る上では避けて通れないと思い、あえて書きました。

2023/06/30 初公開

 

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