1円から出来る、ゲームで募金
本エッセイで対象とする精通度:★★★★★
(本サイト、及び、各ゲームに精通)
所要時間:約4分(最低限) or 約9分(たっぷり) or 約13分(全て)
ゲームセンターの魅力の一つに、1プレイごとにお金が掛かり、プレイの成果で遊べる時間が変化する点が挙げられています。
具体的には、同じ100円でも上手くいかなければ1分しか遊べないし、上手くいけば30分は遊べます。
どうせなら30分めいっぱい遊びたい。そのためには、決してドジを踏んではならない。このプレッシャー、緊張感がたまらない。
もしドジを踏んだら悔しいが、必ず次の糧となる。もし上手くいけば単純に嬉しい。緊張感に勝つ充実感こそ至福。
このギャンブル的な魔力に憑りつかれた人達が、この緊張感のない家庭用はク○だ、等とばかりに日夜ゲーセンへ通うそうです。
↓100円の寿命は1分か30分か?それは、あなた次第。
しかし、現実問題として、お近くにゲーセンがない!という方も珍しくないでしょう。近年でも年間200店舗ほどの閉店が続きます。
仮にあったとしても、ゲーセン特有の空間、つまり人間の許容範囲を超える78デシベルの不快な喧騒。
それに加えて副流煙プカプカの不快な煙草に、全ての方が耐えられるとは限りません。
仮に耐えられたとしても、ゲーセンに大量のお金を使う事に抵抗のある方も少なくないでしょう。
自分が良くても家族が認めないかも知れません。
以上より、お金を賭けた緊張感を味わうためには、下記3種類ものハードルを越えなければならないのです。
(1)近くにゲーセンがない → 運賃かガソリンを消費して遠出↓画面サイズに音響。必ずしも家庭より優れた環境でないのが、また悩ましい。
ところで、このページを読んでいらっしゃる方の中で、募金活動をされている方はいらっしゃるでしょうか?
著書「『できない自分』から抜け出す32の方法」には、こんな記述があります。
収入の1%でも募金すれば、「自分は人の役に立っている!」という充実感を味わえる、と。
それが分かっていても、どうにも募金するきっかけがなくてねぇ〜、という方も少なくないでしょう。
今回は、そんな方々に朗報です。
ゲーセンに行かずとも、ゲームでお金を賭けた緊張感を味わいつつ募金するきっかけを、お教えします。
以下、これを「ゲームで募金」、略して「ゲー募」と呼称します。
ゲーセンならではの、お金を賭けた緊張感。ゲーセンも良いですが、これを募金活動に絡めた「ゲー募」してみませんか?
↓これが例の著書です。なお、募金絡みの話は4ページで綺麗にまとめられています。
目次
最低限ここだけでも読んで頂きたい項目には「★」、出来れば合わせて読んで頂きたい項目には「☆」が付いています。
それらを読んでもなお飽き足らないのであれば、末尾が空欄の項目も是非読んで下さい。
目次より先に読んで頂いた項目です。
最低1円から出来るゲー募の一例を、ご紹介いたします。
ゲー募によって、月にいくら募金できるのか、検証します。
ゲー募によって得られる充実感について、解説します。
これまでの解説を踏まえ、ゲー募の良さを解説します。
本ページと何かしらの関連性や共通点を持つコンテンツを3つ紹介します。あと掲示板もどうぞ。
本ページについての、あとがきです。
さて、具体的にゲー募ですべき事は、まず家でゲームをする度に1円ずつカウントする事。
続いて、カウントした額を1ヶ月分まとめて募金箱に入れる事。これだけです。
スマホをお持ちの方は、別に家計簿アプリを使うと、楽にカウント出来ます。
↓僕は、「らくな家計簿」を使っています。
もう少し踏み込んで、アーケードゲームの移植をプレイする時と、RPGなどをプレイする時に分けて、一例を紹介します。
アーケードゲームの移植をプレイする際はゲーセンと同じく、ゲームを始めてからゲームオーバーになるまでを1円とします。
対戦ゲームも例外なく、対戦で負けた時点で1円とします。ここで困るのが、対戦で勝った後、次の対戦相手が出ない時でしょう。
勝った後に対戦相手が一人も現れず結局、最後までCPU戦で終わり、というのはゲーセンではよくある話です。
そんな時はカウントせずCPU戦をプレイ、もしくは終了して次回のプレイに取っておいては如何でしょう。
また、近年のゲーセンの格ゲーにはネットワーク対戦で10連勝、もしくは練習モードで5分ほど経って終了する物もあります。
しかし無理して、その通りにカウントする必要はありません。自分が納得の行くカウントを行えば良いのです。
ゲーセンとは異なり、このように柔軟な回し方が出来るのも、ゲー募ならではです。
↓余談だが鉄拳レボは、家に居ながらゲーセン感覚を味わえた唯一のゲームだった。
アーケードゲームに限らずとも、RPGを遊ぶ際セーブかゲームオーバー1回でカウントとするのも面白いです。
セーブせず進み続けるランナーズハイさながらの快感、ゲームオーバーと隣り合わせの緊張感が大きく増す事でしょう。
一方、例えばスマホゲームをプレイする時など、単純にアーケードゲームと同様のカウントが難しいケースもあるでしょう。
そんな時は、例えば30分で2円とか、1時間で3円とか、24時間(フリープレイ)で5円と言った感じで、いかがでしょうか。
1度にゲームをプレイする時間をあえて制限する事で、いつも通りダラダラ遊ぶ時よりかは真剣さが増すこと間違いなしです。
このように、あえて自主的にゲームのプレイにお金を賭けることで、100倍ゲームが面白くなるかも知れません。
あるいは面白くならないかも知れませんが、いずれにしろ、 これを募金に応用しない手はありません。
↓限られた時間を、いかに有効に使うか考えるのも一興(「ドンパッチン」より)。
前項では、 最低1円からのゲー募の方法を提案しました。
ただ、、中には「結局大した額になってないんじゃないの〜?」と、お考えの方もいらっしゃるかも知れません。
結論から言うと、僕の場合は、この活動を始めて3ヶ月で600円以上を募金するに至りました。
一見少なそうですが600円とは、平成24年度の赤い羽根共同募金の全国の一人当たり平均寄付額の4倍にあたる額です。
参考リンク:平成24年度 募金総額(一般募金+歳末)の一人当たり・一世帯当たり平均寄付額
つまり、1年分の全国平均に匹敵する額を、ゲー募によって、たったの1ヶ月で簡単に募金できる、という訳です。
それから5年も経たない内に、累計の募金額は10,000円の大台にまで達しています。塵も積もれば山となるのです。
↓ゲーム名も記録してるのは、個人的な趣味です(「らくな家計簿」より)。
参考までに、ゲー募録に僕のゲー募の活動記録を置いておきます。実際に見てみれば何となくやれそうな気がしてきませんか?
前項では、ゲー募によって多額の資金を募金できる事を述べました。
それでも「で、何が良いの?」という方もいらっしゃることでしょう。
その良さとは、ゲーセンで散財するよりも100倍は安上がりで、かつ100倍の充実感を得られる点です。
例えば、ゲーセンで100回プレイした場合、消費される金額は実に1万円です。
普通、ゲーセンに月1万円も使えば後悔するでしょうし、家族からも「バカじゃないの」と呆れられるのが関の山でしょう。
しかし、ゲー募なら、100回プレイしても消費するのは、たかだか100円ぽっちです。
つまり、100円を募金に回しつつ、9900円もの節約が可能となるのです。
↓ゲーセンで捨てゲーしまくったら月1万じゃ済まなさそう。
余った9900円で、身だしなみを整えるもよし、欲しかった機材を買うもよし、家族サービスをするもよし、と可能性は無限大です。
何なら、100円といわず、1000円でもそれ以上でも、募金に多くお金を使うのも良いでしょう。
ただ、 たとえ100円ぽっちでも、家族からも「募金なんてエライね!」と、ゲーセンに使った時よりかは褒められるはずです。
それでいて、1プレイにお金を賭ける緊張感は、まさにゲーセンのそれに等しいです。
以上より、ゲー募によって、人助けに貢献した!ゲームも楽しめた!ついでに色んなこと出来た!
と、ゲーセンにない充実感を得られるに違いありません。無論、ゲーセンはゲーセンで違った充実感を得られると思いますが。
あくまでゲーセンこそ別格、ゲーセンでなければ緊張感ナッシング、との結論付け。
それは、ゲー募をしてからでも遅くはないのではないでしょうか。
↓ゲーセンで1回100円使うか、ゲー募で100回100円使うか。それは、あなた次第。
ゲー募は、あなたのゲームライフを100倍は面白くする活動である、と自負しています。
ゲーセンよりも遥かに安く手軽に、ゲーセンと同等の緊張感と、募金ならではの充実感を一度に味わえることでしょう。
また、ちょっとした工夫により、年間の募金額の全国平均を大きく上回る金額を、簡単に募金するきっかけにもなります。
以上より、安く手軽にゲームでお金を賭ける緊張感を味わいたい、何かためらわず募金するきっかけが欲しい。
そんな方に、是非ゲー募を始めて頂きたいです。
↓貯金箱×コイン=ゲーセン気分。
ゲー募のモチベーション維持を大きく後押しするであろう、スマートフォン向け家計簿アプリです。
募金活動をはじめ、スランプから抜け出すための方法を記した、ハウツー本です。
ゲー募を抜きにしても、ゲーセンならではの緊張感を味わえた、基本無料の格闘ゲームです。既に配信終了済みです。
検索等で来て頂いたついでに、ご意見ご感想などを残して頂けると嬉しいですが、事前に三か条を一読ください。
本エッセイの構想のルーツを辿ると2013年、実に旧サイト時代の末期に書いたブログ記事まで遡ります。
ゲーセン賛美への皮肉が発端とはいえ「家でも1回ずつの募金で緊張感を味わえて一石二鳥」という内容を盛り込んでいました。
社会人となってフルタイムで働けるようになって収入に余裕が出た事をきっかけに、実際にゲー募を始めました。
そして、その経験をエッセイにする事で、単なる皮肉から脱却し、幾分か前向きな読み物になったのではないか、と思います。
事実、ゲーセンに金を使った時とゲー募をした時とでの家族の反応の違いは、僕の実体験でもあります。
それでもゲーセンを引き合いにした以上、一部の方には面白くない内容には違いない点は自覚しております。
そこで、一応ささやかながら溜飲を下げてもらおう、という思いを2年半、項目名に込めておりました。
ただ、いま見ると、さすがに恥ずかしいので無難な項目名に一新しました。その名残が下の履歴にあります。
文章自体は第1号であるドンパッチンの公開直後にほぼ完成させました。
ただ、使う画像に関しては紆余曲折あり、当初の構想から方向転換してギリギリ公開日に間に合わせました。
ちなみに、冒頭のゲーセンの写真は2010年に撮影した物であり、たびたびゲーセン絡みの他のエッセイで使っております。
あと、ドンパッチンの時に課題とした箇条書きについては、他に適切な手段が思いつかなかったため、結局そのままです。
当時とゲー募のカウントの仕方が変わってきたため、カウントの仕方についての文章も一新しようかと思っていました。
ただ、あくまで一例なのを書き換えても仕方ないので中止しました。一部の文章に修正を加えたのは、その名残です。
らくな家計簿へのリンク追加に合わせ、今のスタイルに更新すると共に、改めてカウントの仕方などの文章にメスを入れました。
他にも古くなったり冗長だったり辛辣だったりする文章を修正しましたが、あえて多くは元のまま残しておきました。
今のタイトルを副題に回した上で「ゲー募」に改題しようかと思いましたが、ややこしくなるので止めました。
2019/10/27 「らくな家計簿」へのリンクを追加
2017/02/14 「鉄拳レボリューション」へのリンクを追加
2017/01/20 「『出来ない自分』から抜け出す32の方法」へのリンクを追加
2014/08/30 「3/7 で、いくら溜まるの?」にゲー募録へのリンクを貼付
2014/06/30 初公開