AVT-C285

メーカーアバーメディア
対応機種なし(単体起動)
ジャンルゲームレコーダー


 

 

 

目次

最低限ここだけでも読んで頂きたい項目には「★」、出来れば合わせて読んで頂きたい項目には「☆」が付いています。

それらを読んでもなお飽き足らないのであれば、末尾が空欄の項目も是非読んで下さい。

1.RECスゴ技!

AVT-C285の概要です。

2.超簡単!ゲーム録画 ☆

AVT-C285ならではの、録画までの簡単さを解説します。

3.PS2使用時などの留意点 ★

解像度480i未満には非対応である点を初め、AVT-C285の購入時に留意すべき点を解説します。

4.まとめ ★

これまでの解説を踏まえ、AVT-C285の良さ、及び、どんな方に向いているかを解説します。

5.思い出話

文字通り、AVT-C285に関する、個人的な思い出話です。

6.こちらもあわせてどうぞ

本ページと何かしらの関連性や共通点を持つコンテンツを3つ紹介します。あと掲示板もどうぞ。

7.最後に

本ページについての、あとがきです。

 

1/7 RECスゴ技!

「AVT-C285」は、アバーメディアが2014年に発売したゲームレコーダーです。

ゲームレコーダーとは、PC不要でゲームを録画できる製品を指します。

価格こそ約2万円と高額ですが、代わりにゲームレコーダーとしては実に多機能である点が特徴です。

具体的には、録画に加え、マイク入力、録画した動画の再生や編集、そしてYouTubeへのアップロードや静止画の撮影が可能です。

つまり、PCがなくとも、ほぼC285一つで、動画デビューを果たす事も夢ではないのです。

ただ、後述する通り、PS2使用時には解像度の問題で、全く映らないソフトが存在するため、十分な注意が必要です。

↓多機能であるが故に、本体もかなり大ぶり(USBメモリは別売)。
 

 

2/7 超簡単!ゲーム録画 ☆

従来のキャプチャーボードには、PCが必要である以上、多少のトラブルがつきものでした。

例えば、インストールが上手くいかなかったり、インストール後もある日を境に起動できなくなったり、そもそも非対応だったり。

また、PCのスペックが低いと、まともなプレイすら困難となるほど動作が不安定となってしまいます。

このように、キャプボの使用には、それなりの知識が必要であり、ハードルも高いものでした。

しかし、ゲームレコーダーはPCいらずであるため、そんなトラブルとは無縁です。

つまり、初回のセットアップを除けば面倒なインストールとも、故障でもないのに不安定な起動や動作とも無縁なのです。

このように、PC絡みのトラブルに辟易していた方にとって、ゲームレコーダーは正に救世主的な存在なのです。

↓セッティング用の簡易説明書が、実に有難い。
 

また、C285の付属品だけで、PS2等もコンポーネント(D端子)接続できる点も見逃せません。

コンポーネントAVケーブルは、HDMIケーブルよりも高いため、人によっては購入に抵抗があるかも知れません。

仮に買えたとしても、お手持ちのテレビに入力端子がなければ意味がありません。

特に、昨今のテレビはHDMI以外の入力端子を省く傾向にあるため、なおさらコンポーネント接続が難しくなってきています。

そこで、C285の出番です。HDMIしか差せないテレビであっても、難なく遅延もなく、コンポーネント接続が出来るのです。

また、各ケーブルとACアダプタさえ繋げば、わざわざC285の電源を入れなくとも画面を映せる点も便利です。

さらに、他のゲームレコーダーやキャプボの大半と異なり、Wii用やXbox360用の端子も一まとめに添付されている点も特徴です。

そのため、PSP用を除き、わざわざ新たにケーブルを買う必要がありません。

以上より、新たに用意すべきはHDDかUSBメモリだけであり、後は必要に応じてマイクやPSP用ケーブルを買うだけです。

それさえこなせば、後は動画に必要な作業を全てC285一つで済ませられる分かり易さに秀でているのです。

↓PS3はHDMIで録画できないため、コンポーネントを使うこと。
 

 

3/7 PS2使用時などの留意点 ★

一応、 C285はPS2にも対応しています。ただし、公式サイトのQ&Aに書いてある通り、解像度480i以上のゲームに限ります。

つまり、昔ながらの低解像度で出力されるゲームは、例えPS2ソフトであっても全く映らないのです。

具体的には、グラディウスIII&IVに収録されているグラIIIや、初代ドラムマニアなどが該当します。

PS1ソフトをPS2で起動する際は、全く映らない、もしくはメニューなどが映っても肝心のゲーム画面が映らない場合がほとんどです。

逆に言えば、PS1ソフトであっても、常時480iの鉄拳3やR4ディスク2のハイスペックVer.など、極一部のゲームは映ります。

また、PS3本体を使えば、PS1のゲームを問題なく映せるはずです。初期型PS3で上記のPS2ソフトを映せるかは不明です。

なお、この事は某wikiでは全く触れられておらず、他の機種と同じようにPS2対応などと記載されています。

一応、公式サイトのQ&Aでは下記のような注意書きがあります。

PS2の出力画面が480iの場合、問題なく録画することができます。
*PS1のゲームをご利用の場合は画面解像度が480i未満になることがあります。その際は録画ができかねます。ご了承ください。

この注意書きでは、480i未満のPS2ソフトが存在し、それを映せない、という仕様が伝わり難いかと思われます。

確かに、トップページの主要なゲーム機にはPS2が含まれていません。それでも曖昧で、誤解を招く書き方と言わざるを得ません。

手持ちのソフトの解像度を確かめる術もないため、主にPS2での使用を考えるのであれば、C285は、やめておいた方が良いです。

↓結論として、PS2対応はオマケ程度に考えるが吉。
 

ところで、前述のようにC285は、これ一つで済ませられる分かり易さを重視しています。

その代償として、下記の2種類の理由により、実際に使っていると、取り回しには、やや難があります。

(1)USBでなくACアダプタによる電源供給
(2)3機種分もあるコンポーネント端子

特に、(2)が不便です。3機種同時に接続する事は現実的でないため、必然的に使わない残り2機種の端子が邪魔です。

まして、PS3と異なりXbox360はHDMI接続できるため、基本的にコンポーネント端子は不要のはずです。

コストの問題で一まとめにしたのでしょうが、だったらなおさらXbox360の端子を省き、少しでも嵩張り感を減らして欲しかったです。

↓Xbox360の端子(一番上)が特に大きいため、余計かさばる。
 

以上より、C285を買う時は、PS2使用時の対応ソフトや取り回しの不便さを、留意しておく必要があります。

そうでなくても、ゲーム実況などに興味がなく、単にPS3の動画を撮りたいだけの場合でも、C285はオーバースペックで割高です。

その場合、ER130とHDMI分配器を買う方が安く高画質で、そのうえ嵩張らずに済むことでしょう。

C285は2万円近くかかるため、実況や投稿をしたいのか、録画したいソフトが対応しているか、良く考えてから買うようにしましょう。

↓結局のところ編集などは、PCを使う方が便利。
 

 

4/7 まとめ ★

良くも悪くもC285は、これ一つで動画に必要な作業を全て済ませられる点を重視した、PCいらずのゲームレコーダーです。

PCいらずという事は、つまりPCにありがちなハードルの高さやトラブルと無縁で、それだけ簡単に録画できる事を意味しています。

一方で、その代償として2万円近くと高額で、かつ嵩張るケーブルやACアダプタにより、取り回しにも難があります。

また、PS2使用時には480i未満で全く映らないソフトが存在する、という事前にチェックしにくく致命的な問題点もあります。

具体的には大半のPS1ソフトのみならず、グラIIIや初代ドラムマニア等といったPS2ソフトも該当します。

この事に触れているサイトはほとんどなく、公式サイトでさえも曖昧な書き方であるため、十分な注意が必要です。

 以上より、C285は何から何までPCなしで済ませて動画デビューしたいあまりPS2では使わない、という方にオススメです。

↓実況せずPCも使うなら、買うメリットは小さい。
 

 

5/7 思い出話

僕は約1年間、低スペックPCや捕獲術2の不便さにヒィヒィ言いながらも、それらで動画や画像を収めていました。

ただ、ある日を境に捕獲術2のD端子が色落ちして使用不能となり、嫌でも次なるステップへと移る羽目となったのです。

それとは別に、PS2用に買ったD端子も1年ほどで、音が片方しか鳴らなくなっていました。

一応、床と出力端子の間にペンを挟む等の裏技(?)で、無理やり両方鳴らしていますが、毎回挟むのも面倒でした。

そこで、僕は下記3種類の条件を満たすキャプボやゲームレコーダーを探しました。なお、実況などはハナから考えていません。

(1)PCありでも、なしでも録画
(2)PS2をスマートにコンポーネント接続
(3)今のPCが壊れても、Windows10になっても大丈夫

恐らく、これらを満たすベストな選択肢はAVT-C875かと思われます。

ところが、いま使っているPCは推奨スペックを満たしておらず、ちゃんと起動してくれるか不安でした。

単体で使うにしても、PCがSDHCカードに非対応とのことなので、保存しても意味がなく却下となりました。

今思えばHD PVR Rocketを選べば良かったかと思いますが、実況しない僕には、あまり魅力的には映らず、スルーしていました。

ER130は安くて魅力的でしたが、コンポーネントに非対応のため、泣く泣く却下しました。

結局、PCなしで色々できると評判のC285と、それ用のUSBメモリを購入する事としました。

ただ、このとき僕は、満たされない思いをする事になるとは、まだ知る由もなかったのです。

↓コンポーネントが専用ケーブルでない点もマイナスだった。
 

先程PS2、PS2と書きましたが、実のところガンシューを除けば主にPS2でプレイするのはグラIIIや、PS1の最初期の音ゲーでした。

そのため、C285が、それらのソフトを映せないと、買ってから初めて知り、途方もないショックを受けました。

参考とした某wikiには、解像度480i未満のソフトが映らない、等とは一言も書かれていなかったのです。

公式サイトでも、かなり曖昧な解説でした。これでグラIIIなどを映せない、と閃ける方は、果たして何人いるのでしょうか。

また、手持ちのビエラでは、D端子接続でグラIIIのみならずPS1ソフトでも「480i」と出て、問題なく映せていました。

さらに、捕獲術2とアマレコTVでも、解像度設定を480iにすれば、同様に映すことが出来ました。

なので、てっきり全て480iで映っていると勘違いしてしまい、C285がグラIIIなどを映せないとは、全く想像つきませんでした。

後に、それらとは関係のないサイトが、その事やAVT-C875なら大丈夫、と詳しく触れているのを見つけましたが、後の祭りでした。

そもそも捕獲術2のD端子が使用不能といっても、S端子の方は問題なく使えますし、画質も少し落ちる程度で済みます。

恐らく捕獲術2はWindows10には非対応でしょうが、無料アップグレード終了までに半年以上もの猶予期間があります。

よって、今思えばS端子で動画を撮りつつ、PCの買い換えも視野に入れた上で、じっくり探せば良かったです。

正直、S端子による画質低下に神経質になり過ぎて、次なるステップへの移行を焦り過ぎた、と反省しています。

PS2を抜きにすると、ER130とHDMI分配器を買うより遥かに高額であった事もあり、懐のダメージも相当なものだったのです。

↓評判の悪いリモコンは、本体に近付けて押せば問題なし。
 

ただ、ここまで書いておいて何ですが、C285を買って、まるっきり後悔している訳でもないのです。

いち早くGダラ攻略を完結できたのも、グラVやR-Type Dimensionsで細かく画質を比較できたのも、このタイミングで買ってこそです。

何より、ゲームレコーダーの録画の快適さは、捕獲術2の時では到底味わえないものでした。

確かに、グラIIIなどを映せなかったショックは大きいです。僕には高額で、使わない機能が多かっただけに、なおさら、ね。

それでも、いち早くVGFの内容を充実できたし、焦らず腰を据えて考える事の大切さを学べたと思えば、安いものです。

↓再生中の動画から静止画を撮れるのもGOOD。
 

 

6/7 こちらもあわせてどうぞ

・必殺2!捕獲術 SD-USB2CUP5

最高でD2出力まで対応する、生産終了済みのキャプボです。恐らくWindows10には非対応で割高ですが、確実にPS2で使えます。

・ドラムマニア

PS2のドラム音楽ゲームです。レビュー通り、PS2ソフトであるにも関わらず、解像度の問題でC285では映せません。

・鉄拳3

PS1の3D格闘ゲームです。レビュー通り、常時480iなのでPS2使用時でもC285で映せる、数少ないPS1ソフトの一つです。

・VGF掲示板

検索等で来て頂いたついでに、ご意見ご感想などを残して頂けると嬉しいですが、事前に三か条を一読ください。

 

7/7 最後に

捕獲術2、V4静音に続いて、今回も10か月ぶりの「その他レビュー」です。

本レビューで最も伝えたかった事は、ずばりグラIIIなどを映せない、です。なお、他のキャプボ等がどうかは知りません。

くどいようですが、映せないPS2ソフトが存在する、と詳しく触れているサイトは、ほとんどありません。

そのため、一人でも多くの方に同じ失敗をして欲しくない、との思いを込めた結果が本レビューです。

C285のメニュー画面などはキャプチャできないため、実に約3年ぶりにデジカメで撮影しました。

その際、光が映り込まないよう、夜に消灯して撮影しましたが、運よく遅れなく公開するに至りました。

ただ、撮影時期が悪天候であったために、後半の画像は薄暗く見苦しい映りとなってしまいました。

当初は妥協して、そのまま公開しましたが、構図も含めて仕上がりには納得できず、早朝に画像を今のものに差し替えました。

2016/03/15 初公開

 

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