ゲー募録 2023年10月分
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目次
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それらを読んでもなお飽き足らないのであれば、末尾が空欄の項目も是非読んで下さい。
僕の今月分のゲー募の成果を、ゲームごとの金額とコメントを添えて、金額が高い順に公開しています。
上記を元に、ゲームジャンルごとのタイトル数と金額の合計・平均をまとめています。
本ページについての、あとがきです。
「ゲー募」って何ぞや?という方は、まず「1円から出来る、ゲームで募金」をご覧ください。
本ページでは、今月分のゲー募の成果をまとめています。ランキング数と実際のゲーム数が異なる場合もあるので悪しからず。
ただ、都合により前月までに紹介済みのゲームは一部を除き、コメントや画像を省かせて頂いています。
他の月のゲー募録を知りたい方は、こちらへ御越し下さい。
1位:ダライアスII 41円 (前月3位、累計457円)
仙波隆綱はダラII直系、後のメタルブラック後のダラ外と、ダラII2画面筐体を使った続編を3つ考案されました。[ソース元1] [同2]
いずれもダラIIの資産を活かし低コストで作り続け、ゲーセンにも稼がせる事が目的でしたが、実を結びませんでした。[ソース元1]
ダラ外とてボスやアイデアの一部を使っただけの別物それも、ほぼ1から作り直した重厚長大な代物です。[ソース元1]
商業的な成果は、ともかく仙波氏の意向とは遠い所に行ってしまったと思います。結局Gダラも重厚長大で、それは大赤字ですし。
デンゲキタイトーステーション1の143Pで仙波氏が危惧された通り、無計画に仙波氏の幻影を追って破滅した、とも取れますね。
となると最も仙波氏の意向に沿ったのはDBACですかね。2画面で無印ダラバーの資産を活かし低コストでアップデートし続けて。
ゲーセンが稼げたかは分かりませんが稼がせようと最善を尽くした筈です。これでネシカクロスライブに対応すれば完璧でしたが。
2位:ダライアス外伝 16円 (前月5位、累計395円)
メタルブラックを、やり込んだ後にダラ外を遊んで初めて分かりました。メタルブラックの影響うけ過ぎじゃないですかね、これ。
音楽と展開のシンクロ、強すぎる連射装置、スクラップ空間や精神世界の様な美術、現実か幻か問われる哲学的なテーマ…。
ダラ外のテーマはユング心理学から来ていますが、そもそものメタルブラックのテーマの所以が気になる所です。[ソース元1]
作風がバラバラなダライアスシリーズの中でも、ダラ外からGダラへの変化がデカすぎ、と言われる事もあるかも知れません。
ただ、どちらもメタルブラックからの影響を考えるとGダラが、ああなったのも必然だったと思います。
最も、作風が違い過ぎるからと、あえてダライアス3としては没にした経緯を考えても、皮肉としか言えませんが…。[ソース元1]
そうそう作風がバラバラと言っても初代から続く狙い撃ちの概念は、ダラバーに至るまで蔑ろにされた事は一度もなかったかと。
3位:ガンフロンティア 13円 (前月6位、累計20円)
ガンフロンティア(ゲーム)からの影響と言うとレイフォースですね。巨大戦闘機が上昇し雲を突き破るシーンとか露骨ですよね。
他にもあるらしいですが、それを知るには両方とも僕の腕が足りないので、これ以上は詮索しないでおきます。
私見ですが仙波隆綱がタイトーを退社された後、タイトーのシューティングゲームは仙波氏の幻影に囚われてしまった気がします。
レイシリーズやダラ外、Gダラには、仙波氏の無念を継ぎ同等以上の「スゴイ」ゲームを作ってやる、といった執念が感じられます。
そこまで力を入れてないっぽい?(失礼)グリッドシーカーや逆鱗弾がコケた点も、なおさら幻影を追う原因となった事でしょう。
まあ、あくまで追ったのは幻影つまり演出やストーリー面であって、誰よりも仙波氏が拘ったコスト意識はと言うと…。[ソース元1]
こう考えると、同じく暴走の果てにボロボロになった旧スクウェアと被りますね。スクエニと、くっついたのも運命なのか。[ソース元1]
4位タイ(1/3):ダライアス 10円 (前月6位、累計260円) ※レビューあり
4位タイ(2/3):メタルブラック 10円 (前月2位、累計101円)
4位タイ(3/3):ミズバク大冒険 10円 (NEW !)
タイトー最後と言われる完全新作のコミカル横スクロールアクション。平和を取り戻すべくカバの勇者ヒポポは水の爆弾を投げる。
水の爆弾、ミズバクを連射でポイポイ投げられて、それが壁に反射しパンパンと破裂し水が流れる一連の流れが爽快です。
アーケードゲームらしく難易度は高いですが、ミズバクやメルヘンな雰囲気など直感的な気持ち良さもアーケードらしいです。
ところで80年代タイトーはフェアリーランドストーリーやバブルボブル、ドンドコドン(ゲーム)など「コミカルゲーム」を多く作りました。
これは可愛いキャラクターが戦略的に敵を倒す一連のゲームを社内で指す、とデンゲキタイトーステーション1の140Pにあります。
その系譜のオリジナル最終作がミズバク大冒険、と同141Pにあります。事実上の次回作はスピカアドベンチャーでは?とも。
現に90年代半ばからは旧作リブートや既存キャラ流用が増え、そうでなくてもアニメ系に偏ったのは時代の流れだけでしょうか?
7位タイ(1/2):大旋風 5円 (前月6位、累計167円)
前述したタイトーコミカルゲームの終焉と前後して、東亜プランがタイトーから離れた時期がありました。
その、さらに少し前に京セラが資本参加した訳ですが、何か因果関係があるか明かされる時は来るのでしょうか。[ソース元1]
酒匂弘幸が語られるタイトー史の記事を読むと、京セラ参加を境に大型筐体ゲームが増えた様な感覚に陥ります。[ソース元1]
実際の所どうなのでしょう。けっきょく東亜プラン末期は再びタイトーに付いたし、タイトーの汎用筐体ゲームは変わらず多い筈。
7位タイ(2/2):フォールガイズ 5円 (前月圏外、累計177円)
9位タイ(1/2):スラッシュラリー 4円 (前月圏外、累計239円)
9位タイ(2/2):コラムス 4円 (前月1位、累計733円)
ヘッドホンが壊れ、テレビ鑑賞を優先した結果、コラムスが生活に入り込める余地は減る一方です。単に飽きたとも言いますが。
11位:ダイノレックス 2円 (前月4位、累計13円)
ダイノレックスの裏話は何度、読んでもブルーな気分になりますね。没にならず今こうして遊べるのが本当に奇跡だと思います。
12位タイ(1/3):リングフィットアドベンチャー 1円 (前月9位、累計138円)
実に約1ヵ月半ぶりです。ラスボスのステージに22分くらい掛かる、とか出たので、さすがに事前の筋トレは自重しましたね。
12位タイ(2/3):ダライアスバースト アナザークロニクル 1円 (前月圏外、累計47円)
12位タイ(3/3):鉄拳7 1円 (前月圏外、累計1051円)
本項では、上記を元に、ゲームジャンルごとのタイトル数と金額の合計・平均を表にまとめ、グラフ化しています。
ジャンル名 | タイトル数 | 合計 | 平均 |
シューティング | 7 → | 96 ↑ | 13.71 ↑ |
パズル | 1 ↓ | 4 ↓ | 4 ↓ |
フィットネス | 1 ↓ | 1 ↓ | 1 ↓ |
格闘 | 2 ↑ | 3 ↓ | 1.5 ↓ |
アクション | 2 → | 15 ↑ | 7.5 ↑ |
レース | 1 | 4 | 4 |
合計 | 14 → | 123 ↑ | 8.79 ↑ |
前月の話ですが、リア友から熱心にシューティングゲームを遊ぶのは孤独感ゆえか、との考察を頂いた事があります。
何と言いますかね…元々ゲームありきで、それを語りたくてサイト運営を始めた筈が、いつの間にか因果関係が逆転しまして。
つまりサイト運営のネタの為にゲームを買ったり遊んだりする、ある種の本末転倒な事態に陥った点も影響していると思います。
で、もっとネタが欲しくて、高くてもコラムやインタビュー付きのアーケード系を買いたい、と思っているのが今の僕です。
それを満たしてくれるゲームと言うと、ほぼタイトーやエムツーの復刻モノに絞られ、必然的にシューティングが増える訳ですよ。
ただ最近ダライアスコレのレビューを作って、別にインタビューなくても作れるじゃん?とも思う様になり…さて、どうなりますかね。
これまでの合算は25,591円です。これで、微量栄養素パウダー9249袋分の資金を寄付したことになります。
参考リンク:ユニセフってなあに?:子どもと先生の広場:日本ユニセフ協会
↓ゲーセン255回分のお金で、緊急時にもビタミンやミネラルを摂取できる(「写真素材
足成」より引用)。
ダイノレックスの前後で書いた時期に開きがある為、ノリが大きく異なります。その違いを埋める時間も気力もなかったです。
2023/11/18 初公開