「できない自分」から抜け出す32の方法
本レビューで対象とする精通度:★★★★★
(本サイト、及び、本作を含む各書籍に精通)
所要時間:約2分(最低限) or
約8分(たっぷり) or
約10分(全て)
「『できない自分』から抜け出す32の方法」は、道幸武久が執筆し、中経出版が2011年に発売した自己啓発本です。
何をやっても上手くいかない、長続きしない、そんな自分に悩む方に向けた本です。
↓始めに絵を持ってくる等、掴みは申し分ない。
目次
最低限ここだけでも読んで頂きたい項目には「★」、出来れば合わせて読んで頂きたい項目には「☆」が付いています。
それらを読んでもなお飽き足らないのであれば、末尾が空欄の項目も是非読んで下さい。
目次より先に読んで頂いた項目です。
自分アップを妨げる4つの心の壁。特に僕が感銘を受けた事柄を4つ綴ります。
比較的読みやすいレイアウトを具体的に解説します。
これまでの解説を踏まえ、「できない自分」から抜け出す32の方法の良さ、及び、どんな方に向いているかを解説します。
文字通り、「できない自分」から抜け出す32の方法に関する、個人的な思い出話です。
本ページと何かしらの関連性や共通点を持つコンテンツを3つ紹介します。あと掲示板もどうぞ。
本ページについての、あとがきです。
公式サイトにも書いてある通り、上手くいかない人には固定観念、恐怖心、習慣化、そしてプライドの壁がある、とのことです。
ここでは、僕が気に入った壁の壊し方を、1種類ずつ計4つピックアップします。
↓時に思い切って、時に根気よく壊していこう。
1/5 固定観念の壁 反対からの解釈をあえてしてみる
固定観念とは、自分が正しいと思うことは、誰が何と言おうと正しいと信じて疑わない事を指します。
これが各々の個性となる一方、あまりに強すぎる固定観念は時に人を攻撃し、人間関係を悪化させる原因とも、なり兼ねません。
そこで、自らの固定観念とは真逆の方向で解釈する必要があります。
つまり、プラスの出来事をマイナスに、マイナスの出来事をプラスに考える事で、ガチガチな固定観念の壁を飛び越えるのです。
本サイトでも常に、これを意識しています。中でも特に手応えを感じたのはグラIIのレビューです。
↓1988年ながら、未だシューティングゲームの最高傑作との呼び声高い一品。
よくネット上で語られるプラスの側面だけでなく、あまり語られないシューティング衰退を招いたマイナスの側面にも触れています。
それともう一つ、PS4版のみの話ですが配信直後、重箱の隅をつつかれた時のネット上の反応も取り上げています。
ネット上では、つつく「グラ警察」側がマイナスにされがちで、グラ警察を叩く「正義の使者」側がプラスにされがちです。
レビューでは、あえて反対から解釈しています。グラ警察を品質向上への貢献とプラスに、正義の使者を邪魔とマイナスに。
これが気に入らない方もいる事でしょう。そんな方こそ、ぜひ本書を読んで固定観念の壁を飛び越えては如何でしょうか。
これに慣れれば、浮かれそうな時も冷静になれたり、非常事態でもパニックにならずに済むそうですよ。
↓1つの事柄をプラス、マイナス両方で捉えるのだ。
2/5 恐怖心の壁 恐怖心の正体を書き出してみる
変化や失敗が怖い時、なぜ怖いのか、どうすれば怖くなくなるのか、これを紙に書き出す事で恐怖心の壁を突き破れます。
本書の方法とは異なりますが、僕が仕事で「あれもやって、これもやって」と沢山の指示を与えられた時、紙に書きます。
こうして与えられた指示と、その優先順位を可視化する事で、混乱しかけても冷静に一つずつ、こなせる様になるのです。
↓恐怖だけでなく、やりたい事リストでも良いかも。
3/5 習慣化の壁 本来の目的と習慣化できたことを思い出す
目的を持って新しい事に挑戦しても、それが長続きせず習慣化できない事は、よくある事だと思います。
そこで、本書では習慣化できない事を悩まず、それよりも過去に習慣化できた事を思い出して自信を取り戻すよう促しています。
その上で、習慣化しようとした本来の目的と、より簡単に目的を果たせそうな事を探し、習慣化の壁に穴を開けるのです。
また、本書では週1回などのハイペースが苦しいのであれば、月1回からでも良い、と綴られています。
かくいう僕も、膝痛の対策で脚を鍛えるべくジムに通っていた時期がありましたが、わずか数回で足が遠のいてしまいました。
それでも一時は膝痛が収まったものの再発しました。かといって天候、仕事や病気の疲れ等々でジムへ通う気にはなれず。
そこで本サイトやストレッチ、そして家計簿の入力など習慣化できた事を思い出し、ジムの他に脚を鍛えられる方法を考えました。
すると、家に眠っていたトランポリンなら、ジムよりも手軽に脚を鍛えられ、長続きし易いのでは、と閃いたのです。
↓家庭用の1人用トランポリンは高く跳べないので心配いらず(画像は「Wikipedia」より引用)。
さっそくトランポリンで1セット200回、跳ねてみたところ、膝下に心地よい疲労感があり、かなりの手応えを感じました。
200回というと相当きつそうですが、息を吸いながら2回、吐きながら2回できるので、気が付けば200回できた、という感覚でした。
これを続けること1ヵ月、膝痛を克服した僕はテニス、ウォーキング、そしてダンレボに楽しく取り組む事となるとは予想外でした。
↓本サイトも毎週更新もしくは不定期だったら長続きしなかっただろう。
4/5 プライドの壁 収入の1%を寄付してみる
募金活動などを行う事で、「自分の収入は自分だけのもの」というプライドの壁をゆさぶり倒せる、との事です。
僕は、これをヒントにゲー募を始め、1円ずつカウントすること2年、5,000円以上を募金するに至りました。
↓ゲーセンでしか緊張感を味わえない、との固定観念も壊せる。
5/5 まとめ
以上より、本書は心に潜む壁を壊し、できる自分になるための方法が記されています。
反対からの解釈、恐怖心の可視化、習慣化の目標、そして募金。いずれも僕やVGFに大きな影響を与える事となるのです。
ピックアップしたものに、いまいちピンと来なくても、本書の他の方法にピンと来るかも知れませんよ。
↓まずは、出来そうな事から順に取り組もう。
公式サイトに書いてある通り、読みやすいレイアウトもまた本書のポイントです。
具体的には、冒頭にイラストを持って来て、文中でも見出しに色を付け、大事なことを太字で強調しています。
さらに、1つの方法につき4ページで完結する上に、その半分近くがイラストであるため、だれる事なく読み進められます。
テキストの間隔も適度に開いていて読みやすいため、読書に慣れていない方にも、さほど抵抗なく読めるのではないでしょうか。
もし読書を習慣化したいのであれば、そのテーマに合致する本書を選ばない手はありません。
↓冒頭の11ページがイラストという大胆な構成。
本書は、 何をやっても上手くいかない、長続きしない、そんな自分に悩む方に向けた本です。
上手くいかない人を覆う4つの心の壁を壊し、上手くいく人になる方法が記されています。
ざっと例に挙げると、反対からの解釈、恐怖心の可視化、習慣化の目標、そして募金などが、そうです。他にも沢山あります。
また、イラストを多く載せて一つ一つの事柄を短くまとめる等、読みやすいレイアウトであるため、気軽に読み進められます。
特に、読書慣れしていない方にとって、読みやすく習慣化の目標に触れられている本書は、まさに一石二鳥です。
以上より、本書は出来ない自分を変えたい、読書を習慣にしたい、という方にオススメです。
↓1日4ページからでも読める構成。
本書が発売された頃は、大学で半年ほどの不登校という暗黒期から復帰した直後でした。
結局、これを読んでも大学時代が暗黒期である事に変わりは無く、以降も満たされない日々が続くばかりです。
本ひとつで人生がパーッと変わるなら苦労しない、という事を身をもって思い知ったものでした。
それでも、仕事や本サイトには、それなりに活きているので、読んだこと自体は決して無駄では無かったと思っています。
特に、ゲー募は本書が無ければ考えもしなかったし、トランポリンも本レビューを作らなければ再開する事もありませんでした。
↓プッツンしかけたら深呼吸。
ゲームをする度に募金する「ゲー募」の良さを独自に綴ったエッセイです。本書をヒントに閃きました。
本レビューで取り上げたシューティングゲームです。2017年現在、PS4向けに823円で配信中なので興味が沸いたら是非。
スマホ向け家計簿アプリです。手書きの家計簿つけが続かない方は、これで再チャレンジしては如何でしょうか。
検索等で来て頂いたついでに、ご意見ご感想などを残して頂けると嬉しいですが、事前に三か条を一読ください。
大体の概要は公式サイトに書いてあるため、差別化を図るのに苦労しました。
「2/7 僕が感銘を受けた壁の壊し方」では、あまり取り上げ過ぎると営業妨害かな、と思い壁1つにつき1種類だけ取り上げました。
取り上げられなかった事柄の一部は、代わりに画像で補っています。「4/7 まとめ」以降の画像が、そうです。
画像に関しては、大体こんな感じですよ、と示す程度なので、あしからず。
らくな家計簿へのリンク追加に合わせ、今のスタイルに更新しました。
2019/10/27 「らくな家計簿」へのリンクを追加
2017/01/20 初公開